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1st stage 2nd stage special





Hotch Potch





1st stage live report





< set list >

 1st stage
 2nd stage
 enc.
◆ Something is comin' up
◆ 海のノスタルジー
◆ Moon Walk
◆ Air for the G string
◆ 藍に溶けて
◆ Sambou Sambou
 ◆ 春
 ◆ 大切な君
 ◆ オブリビオン
 ◆ Samambaia
 ◆ 星の砂
 ◆ Welcome a Ball
 ◆ 白い径






いきなりMC。
弦太さん、若干まったりとした口調で。
にもかかわらず、すべて計算の上だったような
テンポの良い曲への導入。


この絶妙のMCが、
Hotch Potch の大きな魅力のひとつだと思うのです。


初手からお客さんの笑いも取って
いい感じで今日もライブが始まりました。






Something is comin' up


流れるような、ギターのイントロはとてもきれい。


なにか起これ!


この曲を聴くといつもほんとうに
これから何か起こるような気がしてわくわくするのだけど
今日の演奏はまた格段に
どの楽器も、よどみなく流れるような
クリアな音。


夏の暑いときに
冷たい氷がほっぺたにひやっと触れたような
熱いけれど、透明冷たい
ひゃっ!と思わず跳ねたくなる。


言葉にするならそんな感じです。





自己紹介MCがはいり
本人はそんなつもりないのに
何だかおもしろくなってしまう(百合さん談)
天然さん田ノ岡三郎氏のacc.をフィーチャーした
「海のノスタルジー」


そして
ゲストにパーカッションの福和誠司さんを迎えて
弦太さんのオリジナル「Moon Walk」


このセットでは初めての演奏で
わたしも初めて聴く曲でした。



◆ MoonWalk

17年前、弦太さんが高校生の頃(・・・。)に作った曲だそうです。


「ムーンウォーク」というと、マイケル・ジャクソンの
あの歩き方を思い浮かべますが
実際のムーンウォ−クは月面を歩くこと。


「テレビでみるような、月面を歩く宇宙飛行士の体勢は
 足を普通に前に出すのではなく
 うさぎ跳びをするようにして歩かないと
 橋本歩?
 あの格好にはならない。」

そうです。
(弦太さんのMCを出来るだけ忠実に表現しました)



そんなイメージで、という前置きのもと
始まった演奏。




イントロは
宇宙っぽいイメージの音が色々重なって
それぞれの楽器が
おもちゃ箱みたいに
かたかたポロポロ音をたてて

一瞬静寂がやってきたかと思うと

ギターのメロディーのまわりを
またそれぞれの楽器が
横切ったり
飛び出したり
ぱたぱたぴょんぴょん。



百合さんがピアノの
鍵盤ではなくピアノ線を直接手で弾いて音を出すのが
おもしろかったです。



ギターの音もばんばん、ばしばしと
ダイナミックで気持ちよかった。


演奏が終わったあと
ピアノの百合さんやお客さんから
「(うさぎ跳びの)そんな雰囲気したー!」
との声が。


うんうん、したした。
とても楽しい曲でした。







つづく 「Air for the G string」

ギターが、とても澄んで聴こえました。
今日は全体的に、いつにも増して、透きとおった音だったなあ。



何度も演奏れている曲だけれど
ピアノもチェロもアコーディオンも
どの音も今まででいちばん滑らかで、きれいに絡み合っていたように感じました。
あああ、きれいだなあ。





「藍に溶けて」 は、百合さんの曲。
海の空がだんだん暮れて藍色に染まって
暮れなずんで
海の色とだんだんまじりあっていく
そんな時間帯の情景を描いた曲だそうです。


夕焼けの茜と、夜の藍が、だんだん溶け合っていくような。


百合さんの曲は、情景が目に浮かぶ、絵画的な曲が多いように感じています。

弦太さんの曲は、気持ちや、心象風景が伝わってくる曲が多いような。




1部最後の 「Sambou Sambou」
前2曲の、穏やかでゆったりとした曲調とはうってかわって
弾むような、ぽんぽん楽しい曲。











楽しい1部はあっというまにすぎてしまいました。

ライブは、よりよい2部へと続きます。










げんぴょんのノート