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GENTA Report



2006/6/1
Luzfonte @ 新宿naked loft

こぢんまりとしたカフェでのゆったりしたライブ。
Luzfonteのサポートで出演されました。


 ◆ A day
 ◆ Shinin' you shinin' me
 ◆ Just kidding Just loving
 ◆ 月の光に揺られて
 ◆ 青の翼


タイバンの、前の出演者の方からステージの転換がほぼ終わり
ステージにLuzfonteと弦太さんがスタンバイ。
でも店内にはまだBGMが少し残る、そんなつかの間。


BGMにあわせてつぶやくように歌いだすおかけんさん。
それにあわせてつまびく弦太さん。


即興即興!


そんなふうにして、いつの間にかライブは始まってしまいました。


ひさびさに聴く「A day」
新曲「月の光に揺られて」


どれもとてもすてきだった。
このふたりのシンプルな組み合わせ、だいすきです。



「Shinin' you shinin' me」
曲前のMCが、ぷぷぷ、と笑いをさそうものだったのに
一瞬にしてばちっとスイッチの切り替わった、
このイントロギターのかっこよさ。


そしてコーラス!
声がばーん!と前に出て
おかけんさんの声と重なって。
このくらいはっきりしたコーラスが、すきです。
ボーカルも、コーラスも、引き立てあう。



短い時間でしたが、
とても楽しい気持ちで聴きました。









2006/6/8
Yuri & GENTA Presents〜Hotch Potch @ 吉祥寺Strings


pf. 太宰百合 gt. ウエキ弦太 vc. 橋本歩 acc. 田ノ岡三郎


<1st stage>
 ◆ Air for the G string
 ◆  白い径
 ◆ Samambaia
 ◆ 海のノスタルジー〜星の砂
 ◆ 浜辺の歌
 ◆ Welcome a ball

<2nd stage>
 ◆ 大切な君
 ◆ Sunday Brunch
 ◆  Sabia
 ◆  Something is comin' up
 ◆ 海は広いな大きいな
 ◆ Let it happen

<E.C.>
 ◆  夏のセレナーデ





このメンバー(+1)が集った初めてのライブが
昨年6/9、新宿ミノトール2。


そのライブで、弦太アレンジの
「Air for the G string」 が、初めて披露されました。


ほぼ1年後のこの日の1曲目を飾ったのは、まさにその記念すべき曲。

不意打ちでした。


思いがけない始まりに
あっというまにライブの世界に引き込まれます。



1stは百合さん、2ndは弦太さんのオリジナルがふんだん。
その他おなじみの曲など
前回のライブで演奏された曲も多かったのですが、
今回初めて演奏された曲も。


初登場 アントニオ・カルロス・ジョビンの隠れた名曲、という
「白い径」


「難曲だけど、このメンバーで何度もやってるから上手になってきた」
という、比較的おなじみの
「Samambaia」


どちらの曲も
繰り返す同じメロディを、違う楽器がバトンリレーのように弾き継いで
その反復が、とても印象的。



とくに
「Samambaia」
のギターは、楽しくて、でもそれだけじゃなくて、
弾むピアノやチェロやアコーディオンの音に
さらに、温かみを加えたような、ぽかぽかとした音。

うきうきほんわかした気持ちになります。
刻むギター。でもやわらかい。
まさに、人となりが表れているよう。




前回も演奏された「星の砂」は
今回もやはり歩さんのチェロに釘付けです。
曲が描く情景が、チェロによって立体化される様子には
もう、目を見張るばかり。
歩さん。
かっこいいなあ。


チェロとギターが重なり描く情景。
チェロが、近くの、飛ぶ鳥や波を表現するなら

ギターは、遠く、太陽のそばに見える、シルエットの鳥や
沖合いの波音を刻むよう。


音の中に遠近感がはっきり見えて
すごい、すごい、すごいいいい!
と、感動しました。


楽器は
うたうし、しゃべるし、絵もかけるんだ。写真もとれるんだ。
すんごい!




あたたかな演奏と
アネゴ肌もあいかわらず快調な百合さんのMC満載で
1部も終了。



2部は、弦太弾き語りの「大切な君」から始まりました。


そして、男の子チームで演奏された
「Sunday Brunch」


過去最高に爆笑でした。
こんなにおもしろい演奏があるのか!(笑)
どのへんがどうおもしろかったかは
当日会場にいた人だけのひみつです。ぷぷぷ。



「Let it happen」
のギターソロは今日も熱く
いつものGENTA超絶MCも絶好調。



早くも第3弾の計画が着々と進んでいるようです。


今回から「Hotch Potch」という名前のついたこのセットのライブ。
しかし、この名前を認識しているのは弦太さんだけの様子(笑)。
それも「Hotch Potch」らしいといえば、らしいのかも。



第3弾から、各所でどのような紹介のされ方をするのでしょう。
興味津々。


しんしんです。
わは。










2006/6/22
Clave y Galapago @ 恵比寿 エル・リンコン・デ・サム


メンバー全員がカメと暮らし始めてから初の、Clave y Galapago ライブでした。


お店は陽気な、恵比寿「エル・リンコン・デ・サム」
店長さんも、巻き舌の激しい店員パコさん(たしか)の猛進ぶりもあいかわらず。


vo. & perc. 太田みちこ bs. 渋谷和利 gt.& tres. and more... ウエキ弦太

GUEST 山崎史子(Vib)


<1st stage>
 ◆ Mango Mangue
 ◆ Lagrimas Negras
 ◆ Delirio
 ◆ Son al son
 ◆ 20an~os
 ◆ Cachita

<2nd stage>
 ◆ El dia que me quieras(想いの届く日)
 ◆ 思い出は美しすぎて
 ◆ Olvido
 ◆ Quemanera de quererte quemanera
 ◆ Mi Tierra

<Enc.>
 ◆ Son de la loma




HPの 『 What's Up, Buddy?』 でもお知らせされていましたが
弦太さんが先日、不慮の事故で指をケガしてしまったとのこと。


今日のライブはどんなふうになるのかなあ。


そんなふうに思いながら店内に入ると
ステージの、弦太さんの席のあたりには
いつものギターとトレスの他に
クラベス、マラカス、シェイカー。
いろいろな楽器が並んでいました。



おっと! これは何だかわくわくだぞ。





1曲目から爆笑せずにはいられませんでした。



「Mango Mangue」
弦太さんはさっそく、クラベスで参加。



弦太さんがライブでギターでない楽器を演奏するのを見るのは
以前池田朋子さんのライブでタンボリンを演奏されたとき以来でしょうか。


ギターの演奏もすてきだし、かっこいいのですが
パーカッションの楽器を演奏する様子も
すごく楽しそうで、とてもいい。
いいなあ。わくわく。




そして今日は応援に
ビブラフォンの山崎史子さんがかけつけていました。



弾いているときはかっこいいのに
演奏が終わると、お客さんに向かって笑顔で

「イエーイ!」

とブイサインをしたりする、その普通っぷりが、もうすてき。



演奏も、
いつもはみちこさんのボーカルソロで始まる曲が
ビブラフォンのソロから始まったりして


「おおっ」


と思うことがたくさんありました。
いつもとひとあじ違うおもしろさがふんだん。


わああ、わあああ、と、わくわくがとまりません。




2ndの最後のほうだったか、アンコールだったかで
史子さんのビブラフォンソロのとき、
童謡の 「 ちょうちょ 」 が飛び出したのが、おもしろかったです。


演奏の中に童謡唱歌を織り込むのは
弦太さんの演奏でもよく聴かれるスタイル。


急に、懐かしい、耳になじんだ曲が飛び出すと、わくわくします。







弦太さんは
パーカッションや、コーラスや、いろんなことをもりもりと。
いつもは渋谷さんの迷いのないコーラスがよく耳に届くのですが
今日は渋谷さんに負けないくらい(笑)、コーラスの声がよく聴こえて嬉しかったです。



そんな中で、いつものギターとトレスも、ちゃあんと演奏していました。



「2本ないしは3本指での、超絶プレイをお見せしましょう」



なんて言ったりして、トークで笑いを誘っていましたが
その演奏する姿には、すごいい!と目を見張るばかり。



いつもあるはずのものが使えないのに
2本指・3本指なのに
あの演奏。



すごいなあ。




2部ではお客さんもお店のみなさんも(笑)盛り上がって踊りだします。

「踊れる曲を!踊れる曲を!次!はい次!!」

と、客席から押し寄せる楽しい雰囲気に


「じゃあ次の曲行きましょう。」
「次も踊れる曲で。」


と、どんどん応えるみちこさんのトークとみなさんの演奏。


あはは。


おかげで演奏が怒涛のように続き、
MCの時間をもてないまま、セットは終わってしまいました。
カメトークを炸裂させたかった様子の渋谷さんは、こころなしか残念そう(笑)。


次回のガラパゴライブでのMCに、期待しましょう。
わほほ。




今日のライブは個人的に

「Mango Mangue」 と 「Mi Tierra」 が、すごく楽しかったです。



ハプニングに見舞われながらも、敢行された今日のライブ。

転んでもただでは起きない、ガラパゴの根性。

弦太さんの根性。




いろんな面で、新しい魅力を発見した、ライブでした。



すごい。

楽しかったなあ。