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GENTA Report




2005/ 8/ 6
父が奏でたかったヒロシマ@NHK総合

NHKドキュメント ふるさと発被爆60年特集番組

『父が奏でたかったヒロシマ〜ある被爆2世の旅』

平成17年8月5日(金)
深夜27:31〜(翌8/6の早朝午前3:31)



7月22日に中国地方で放送された番組の、
全国版再放送でした。


10歳のときに広島で被爆され、昨秋亡くなられた
バイオリニスト植木三郎さんの、
果たせなかった広島コンサート実現への思い
そして、
原爆や、被爆者の方々への思いを、
息子であるギタリスト・ウエキ弦太がたどる旅。
26分のドキュメンタリーでした。


ギターを持ったシーンがほとんどなかったのが
やや惜しまれますが、
(持っているのにうつっていないシーンもあるそうです)
ご家族のお話や写真・映像を通じて、
いろいろなことを感じることができました。
テレビから、映像のBGMとして聴こえる
「Letter」
も、知っている曲なのに、はじめて聴くような響きがありました。



先日ある弦太ファンの方がおっしゃっていました。

『自分がよく知っている人を、
自分が決してみることができない角度からみることができたとき
胸にせまるものがある。』

この番組も、そういう意味合いが多分にあったように思います。


今年、新たに原爆死没者名簿に書き加えられた方は、
5375名だそうです。
植木三郎さんもそのひとり。

しかしその5375名の方の遺族の方々の中で、
足跡をたどったり、貴重な資料や証言を見聞きしたりする
機会に恵まれた方が、どれだけあったでしょう。

わたしたちが、違う弦太さんを垣間見ることができたり、
番組を通じて、原爆をすこしでも現実のものとして感じることができた以上に、

この番組に取り上げられることで、
弦太さんご自身、たくさんの貴重な経験があり、
得るものがあったのでは、と推察します。


60年目のヒロシマの暑い一日。
参列者1/55000。

午前8時15分、平和祈念公園で、家で、路上で
慰霊碑の方角に黙祷をささげる人々の姿に、胸がぎゅっとなりました。








2005/ 8/ 7
アルケミスト「夏の花」@多摩市民館

 アルケミスト アコースティックコンサート「夏の花」
 アルケミスト初の、ホールで行われたワンマンライブに出演されました。


「夏の花」というライブタイトルだけあって、メンバー全員衣装に
花があしらわれていました。もちろん弦太さんも。
今日はガットギターとエレアコさんの2本。
ということで、セットリストやライブ全体のレポートはこちら


「夢のつづき」で登場し、続けて「にちようび」をサポート。
前半は少なめの出番でした。


後半「明るい部屋」で再登場し、そこからは大活躍。
演奏はもちろんですが、MCもあいかわらず。
今日はおそらく
告知タイムにマイクがまわることは予定にあったと思うのですが、
「弦太さんの告知は」
とふられたときの嬉しそうな顔ったら。
「僕にしゃべれって?まいったなぁ〜」的な感じを
よそおいつつ、でも嬉しい気持ちが隠しきれていない(笑)。

先日の戸田和雅子さんのワンマンで
「しゃべりすぎないように」と釘をさされたのに引き続き、
今日はしょうちゃんに
「手短に」と同じような釘をさされる弦太さん。
「最近どこへいっても『手短に』っていわれる」って、
共演も回を重ねると、みなさん弦太さんの扱い方がわかってくるようです。
あはははは。



今回のライブは、後半に進めば進むほど、
ギターがさえわたっていたように思いました。

「なみだ」は、
アコースティックライブだからか、
いつも盛り上がっていく後半のギターがちょっぴり抑え目な気もしつつ。
「Days」は、
コーラスに支えられた全体の盛り上がりもありましたが、
ギターが、ギターが!!と、わたしも相当盛り上がりました。

そして、ウエキ弦太的最大の聴かせポイントは、
いつものことではありますが
「笑って笑って」

アルケミストのライブではいつも最大の盛り上がりを誇るこの曲ですが、
今回はワイヤレスマイクでうかれた感じのしょうたろうさんが
客席におり、通路を練り歩きながらの演奏だったので、
会場はいつにも増した盛り上がりに。

このとき、多くの方がしょうたろうさんの動きに目を奪われていたと
思うのですが、
こここそ、楽器隊への注目のしどころです。

特にギター、あの、ベンチャーズ的フレーズは
見逃せまい、聞き逃せまい、と、ステージに釘付けでした。
今日はやるかな、今日もやるかな、と、
耳をぐぐっとギターに傾けて聴いていたのですが、
やってましたね、今日も。何度も。
すてきです。

そして特筆すべきは、
ギターのソロパートで、
「笑って笑って」に突入してきた「なみだ」!!
またまた曲がまざりました。
これぞウエキ弦太。GENTA節です。
うおー、やってくれた!と大興奮。

しかも、続くいじりんもその流れをくんで、
「なみだ」まじりの「笑って」ピアノソロ。

楽器隊同士の、演奏していて、楽しくて楽しくてしょうがないオーラが、
びしばし伝わってきました。


そしてもう1か所、ウエキ弦太的聴きどころ。
楽器隊のソロのあと、
Smooth Ace 岡村玄さんのベースボーカルのソロのとき。、


低い声に沿うように、
これはベースの音か?
と思うような、ギターの音が。

弦太さんの音に反応した悠ちゃん・いじりんの音も見事に重なって。

これは!

Jazzだ!
Jazzyな「笑って笑って」だ!!


感動しました。
こういうところ、楽器隊の醍醐味ですね、きっと。
そして、楽器隊みんなをひきつけちゃう即興演奏。
こういうあたり、アレンジャーとしての
魅力の片鱗があらわれているのですね、きっと。


「なみだ」もジャズも、
いつなにが飛び出すかわからないわくわくする演奏は、
びっくり式たからのようです。
聴いているこちらも、
「ブラボー!」
とか言いたくなりました。
いや、多分言いました。



ところで余談ですが、
渡辺悠さんは 「 イケメン 」
しょうたろうさんは 「 もっとイケメン 」
そして弦太さんは 「 
ちょっとだけイケメン 」
だそうです。
シビアですね。
せちがらい世の中ですね。

でも、ステージの上で、
歌い、演奏する姿は、みんな同じくらいかっこいいです。
そりゃあもう。
とても、とても、すてきです。


そんな夏の第1楽章。

しっかり胸に刻まれました。

まだ夏はつぼみをふくらませ始めたばかり。

ライブもどんどん続きます。

ことしの夏の思い出は、どんな曲に仕上がるのでしょう。

わくわくです。

わくわく。









2005/ 8/10
@大手町マンハッタンブルー

 acc.大塚雄一 perc.海沼正利h gt.ウエキ弦太


東京の真ん中大手町にあるレストランでのライブに出演されました。

<1st stage>
 ◆ So danco samba
 ◆ 黒いオルフェ
 ◆ 詩人の魂
 ◆ Domino
 ◆ Amapola
 ◆ Indifference
 ◆ RiRu (大塚さんオリジナル)
 ◆ volare

<2nd stage>
 ◆ コーヒールンバ
 ◆ O Sole mio!
 ◆ La Javanaise
 ◆ リラの門の切符切り
 ◆ 三文ピアノの唄
 ◆ Flambee Montalbanaise
 ◆ 2匹のクジラ (大塚さんオリジナル)
 ◆ My Way



ボサノバと、「ミュゼット」というジャンルの音楽とからなるライブでした。

「ミュゼット」というのは、フランス・パリの下町のダンス音楽で、
主にアコーディオンを中心とした少人数のアンサンブルで
演奏される音楽だそうです。

これがもう、テンポの速いこと。
曲間で、いつも以上に腕のストレッチをする弦太さんが
印象的でした。
さすが「下町のダンス音楽!」という感じ。
全体的に早めのテンポで、
「volare」も、今まで聴いた中でいっちばん早かったです。
うわ早っ!


超軽快なテンポで流れていくライブ。
しかし、大塚さんの語りは独特なペースで、
それもとても愉快でした。

大塚さんは、1stと2ndとで帽子を着替えたのですが、
(どちらも麦わら帽子)
帽子をかぶる自分の姿を

「カールのおじさん」

と言ってみたり。
ほんとだ!(笑)

途中、アコーディオンまわりの機材にトラブルがあって、
ものすごいノイズが鳴ったりしていたのですが、
そのノイズにあわせて
パーカッションの海沼さんが即興でトコトコやっていて、
すばらしい!と思いました。
ハプニングをハプニングと感じさせない。
すごいなあ。


ライブは淡々と進みましたが、
演奏者の皆様のアルカイックスマイルに、
思わずニヤリとしてしまうひとときでした。









2005/ 8/13
クロスゲート納涼スペシャルライブ

  出演 : 香港好運/micro bosch/ウエキ弦太/アルケミスト (出演順)


 桜木町クロスゲート3F屋上庭園で行われた、納涼スペシャルライブに
 出演されました。
 途中激しい雨に見舞われ中断し、再開できるか微妙でした。
 弦太さんも「楽器を出そうか最後まで迷った」とおっしゃっていましたが、
 何とか天気も持ち直し、最後まで無事行われました。

 しかし雨天中断が弦太さんの前。
 だれもが、「やっぱり・・・」と思ったことでしょう。
 12日の「Powelる」ライブの雷雨といい、
 雷様に魅入られているとしか思えません。


<Set List>
 ◆ One Note Samba(サウンドチェックがてら)
 ◆ 愛を語ろう
 ◆ 熱帯魚
 ◆ Gor for it
 ◆ 都会のたぬき
 ◆ 夏の思い出
 ◆ ジェット機のサンバ
 ◆ 明日が見えるまで

w.b.新岡誠  pf.井尻慶太  vp.渡辺悠
Super chorus 新岡誠  Super chorus 2 こんやしょうたろう


悪天候で時間が押したせいもあってか「短めに」
と言いながら始まったステージでしたが、
なんだかんだでしっかりぎっしり7.5曲演奏されました。


個人的に、弦太さんの「夏の思い出」がとてもとても好きです。
いちばんと言ってもいいくらい。
アルケミストの「夏の花」でも、
「夏の思い出」はある意味キーになっていて、
そのときも
「ああ、あの『夏の思い出』が聴きたいなあ」と
ぼんやり思っていました。

今年の夏はあまり聴く機会がないまま終わってしまうのかなあ、と
ちょっとさみしい気持ちだったのですが、
ここで聴けてとてもうれしかった。
しかも、ボイスパーカッションとの組み合わせとは、
なんて新鮮な!

とてもわくわくしました。
お互いがお互いを立てながら演奏している感じで、
ボイパもギターもいつも以上にかっちょよく聴こえました。
すべてのフレーズが新鮮で。


聴いていて何となく、
昨年の「アルケミストファミリーライブ」を思い出しました。
あのときは、
山平憲嗣さんの二胡と
渡辺悠さんのボイスパーカッションの組み合わせで、
「賽馬」という中国の競馬の曲を演奏していました。
山平さんソロの「賽馬」はこれ以前にも聴いたことがあったのですが、
ボイパが入るとものすごく表情が出て、
同じ曲が新しく聴こえました。

あのときの感動ふたたび。



雨のため、一度出した楽器をしまったりまた出したり、
機材を何度も運んだり、演奏が始まる前からかなりてんやわんやで、
かなり大変な一日だったことと思います。
高温多湿で楽器や機材もダメージを受けてしまっていたり。



ですが、
暑い中集まって、
雨の中長時間待って下さったみなさんが、
きっちり演奏を聴いて帰ることができて、よかったなと思います。
最後まで耳を傾け、手拍子で盛り上げてくださったお客さまたち、

あたたかかったです。










2005/ 8/14
矢幅歩 @ 吉祥寺Strings

 vo.矢幅歩 pf.太宰百合 gt.ウエキ弦太 perc.中嶋オバヲ


<1st stage>
 ◆ knocks me off my feet
 ◆ here tonight
 ◆ 春風
 ◆ Acaso
 ◆ Are you safe
 ◆ 海
 ◆ Recipe for love

<2nd stage>
 ◆ Moody's mood for love
 ◆ A kiss from a Rose
 ◆ GOLDEN LADY
 ◆ 明日が見えるまで
 ◆ Maos de Afeto
 ◆ NEW STEP (ちちすてっぷ)
 ◆ I'd rather
 ◆ 今宵のうた



今日の矢幅さんはすっかり日焼けをして、
衣装も夏を意識しているようでした。

今日は、演奏はさることながら、
矢幅歩さんのMC中に、いちいちあげ足をとって後ろでさわいでいる
弦太さんと百合さんがおもしろかったです。

歩「この曲が出来たときは、詞が先で…」
弦「茅ヶ崎?」
百「茅ヶ崎?茅ヶ崎?」

とか

歩「『here tonight』が『日焼けのあと』に聞こえるって言われる」
歩「では、聞いてください『here tonight』」
百「日焼けのあと?」

とか。

空耳アワー的な発言が出演者のみなさんから続々出て、
笑いがとまりませんでした。
爆笑ライブ。


演奏はいつものように
気持ちよく聴くことが出来たのですが、
そういうところに楽しさ満載でした。

前回の矢幅歩ライブに引き続き演奏された
百合さん作曲・歩さん作詞の「春風」は、
やっぱり今回も耳に残りました。


今回はセットリストなしでみなさん演奏していらっしゃったそうで、
途中、ある曲で中嶋オバヲさんが楽譜がみつからなくて、
なのに演奏は始まってしまって、
カホンを叩きつつ、
わずかな合間にものすごい勢いで譜面を探しながら演奏していました。
もう必死。

スキマを縫って楽譜をめくり続けるあの左手、
神業のようでした(笑)。

A kiss from a Rose」は
とても難しい曲だそうで、
演奏が終わったとたん
「できた!初めてうまくいったよ!」
的な表情をみんながしたのも、愉快でした。


「みんなが『ちちステップ』と呼んで困る」
という、歩さんオリジナルの「NEW STEP」
演奏の途中で百合さんが隣の弦太さんの楽譜を
「今ここ!ココ!」という感じで
なんども指差しているのがおかしかったです。
最後までズレたままつっこんでいったようで
拍がちびっとずれたまま終わりましたが、
それもまたご愛嬌、と聴く側を笑顔にさせてしまう
バンドメンバー。
ふふふ。
このメンバーの演奏は、いつもとても楽しいです。


2nd stageでは、
矢幅歩さんのリクエストで
弦太さんの「明日が見えるまで」が披露されました。

このときに百合さんが先日の「GENTA LIVE」でのことを
ちょこっと話していました。
「客席が女の人ばっかりなんですよ。で、
『この男のどこがいいんだ』と言ったらウケました」
とか。
「(『明日が見えるまで』は)歌詞がずるい」
とか。
あいかわらずのアネゴキャラです(笑)。


男性の友達に向けて作った曲だけど、
ラブソングぽっく思われることが最近多い、と
ここのところ弦太さんはよくおっしゃっています。
それも、
 ・女性ファンが増えたこと
 ・ギター弾き語りであること
 ・対女性とも取れる歌詞がところどころにある
という要素を考えると、ありえない話ではないのかな、と。


言われるまでラブソングと思ったことはなかったのですが、
歌いだしの
「ぼくと同じ夢を見れると信じてた」
とか、終わってしまった恋・的な印象を与えるのでしょうか。
でも全体的に聴くと、やっぱりラブソングではないな、と思います。

わたしもとても好きな曲ですが
歩さんが絶賛されていたのが、印象的でした。
GENTA生うたは初めて聴いたそうです。


MCのレポートばかりですが、
演奏は、ゆっくりたのしくゆったりと、落ち着いて聴くことができました。


繰り返しになりますが、
このメンバーでのライブは、かっこいしとても楽しいです。
次回も楽しみにしております。









2005/ 8/13 納涼ライブ追記


先日の、クロスゲートライブのリハでのひとコマ。


ステージの前に座ってサウンドチェックをしているところ。
客席にどう聴こえるか。
お客さんの目線を常に意識する。
あたりまえといえばあたりまえなのでしょうが、さすがです。

「自分の楽器の音は、自分には一生聴こえない」
以前おっしゃっていた言葉を思い出します。












2005/8/18
ちょっとよりみちライブ @船橋市民文化創造館(きららホール)

 gt. & vo. ウエキ弦太  pf. 太宰百合


<1st Stage>
 ◆Apelo
 ◆Garota de Ipanema (イパネマの娘)
 ◆梅干しの唄
 ◆浜辺の歌

<2nd Stage>
 ◆One Note Samba
 ◆ジェット機のサンバ
 ◆明日が見えるまで
 ◆Summer Time

<ec>
 ◆愛を語ろう


昨年夏に、ハーモニカの八木のぶおさんのサポートとして出演されて以来、
1年ぶり2度目のきららホールでした。

この「ちょっとよりみちライブ」、
楽しみにちょくちょく通っていらっしゃるお客様が多いようで、
昨年の出演に続き今回も、満員御礼・立ち見まで出る盛況ぶり。

丁寧な解説付きの今回のライブ、
「本当に1回20分で終わるのか!?」
と思いながら聞いていましたが、やはり終わりませんでした。
1回30分はやってましたね。
しゃべりすぎです(笑)。
そして、メンバー紹介多すぎです(笑笑)。


個人的に今日は
1stでは「浜辺の歌」
2ndでは「ジェット機のサンバ」
が、
とても楽しかったです。

弦太版「浜辺の歌」
久々に聴けました。このアレンジは、いつももう
ドキドキワクワクしながら聴いています。楽しすぎます。

そして、今ではすっかり「おなじみの曲」になっている
「ジェット機のサンバ」。
ジェット機、飛びました。飛びましたよ!
ほとんどの方が弦太さんの演奏を聴くのが初めてにもかかわらず、
拍手のタイミングもばっちりで。

普段のライブとは違い、照明のせいで
客席の顔が見えず、
さらに頭から火が出そうにとても熱かったそうで、
演奏しているご本人はちょっとドキドキハラハラの様子もうかがえましたが、
とても楽しく、落ち着いて聴くことが出来ました。


最後の「Summer Time」では
客席から手拍子も起こり、とてもいい感じで終了しました。


わたしのとなりにすわっていた方たちが、
演奏が楽しくて体がうずうずしてたまらず、
でも会場が静かめだったので、一生懸命こらえている、
という様子が伝わってきて、
それもまた楽し、でございました。








2005/ 8/20
アルケミストワンマンライブ〜どこまでも続く旅の途中〜
@三ノ宮CASH BOX
 第1部・第2部

神戸三宮にあるライブハウス「CASH BOX」にて行われた
アルケミストのワンマンライブに、出演されました。
今回は昼の部・夜の部と1日2回公演。

それぞれのライブレポートはコチラ→ 昼の部 / 夜の部


2回の中から、ウエキ弦太的みどころのみ PICK UP しておとどけします。
1部と2部のエピソードがごっちゃになっている部分がありますが、
そこのところはどうぞご容赦を。



1部・2部とも、
新曲「同じ空」からの登場でした。

この曲があなた!!
かっこいいーのかっこよくないのって。
いや、かっこいいんですが。

アルケミストの曲では
「遠い窓」が、いつもgt.フューチャーで演奏されますが、
それ以上のギターの存在感。

昼の部のレポートでも書きましたが、
かなりドラマチックなイメージの曲でした。
アルケミストのさわやかさというか、
そういうものが今までの曲とくらべて薄めで、
都会の、喧騒の、そのなかの孤独の、という感じ。

その、ドラマの展開の
次へ続く流れというか、
序破急を明確に刻んでいるのは、
間違いなくギターだと思いました。


かっちょえぇ!

うひゃう!

叫びそうでした(笑)。



さて、特筆すべきは、
第2部の「そっとおやすみ」です。

本日の舞台、奥のほうが少し高みになっていて、
上のエリアに左から、ボイパ・ベース・パーカスの順で並び、
前のほうの低いエリアに、
左にいじりん・中央にしょうたろうさん・右端に弦太さん
というセッティングでした。

「そっとおやすみ」で呼び込まれたmicroの4人は、
しょうたろうさんのうしろに一列に並びました。
メインボーカルのみで、コーラスのないところは、
4人合わせて左右に軽くステップを踏みながら。

すると!

その様子を見た弦太さん。
「5人目のmicro bosch」
とでも言わんばかりに、
microのいちばん右に並んで、
一緒にステップを踏み始めたではないですか。

客席から起こる笑い。ふふふふふ。
その笑い声
(だって、『そっとおやすみ』かっこいい曲のはずなのに!)
に、後ろを振り向くしょうたろうさん。
曲の最中に思わず声が出ます。


「ドリフのみなさんですか!?」


ドリフって!
とすると最年長だから、長さんですか!
しかもその時のうれしそうな顔ったら。
思い出しても笑えます。



ハピネスでは盛り上がったところで
「弦ちゃんソロいっちゃえ!」
と言われたり

告知タイムに和佐野功さんとおしゃべりをしていて
「どうやら集中していなかったようだね、弦太くんは!」

と言われたり、
日に日に砕け度とフレンドリーさが増しています。
アルケミストにとって、
音楽の先輩・もしくは先生、という感じだったのが、
近所のにいちゃん、くらいに(笑)。


さて、注目の「笑って笑って」でのベンチャーズですが、
いつものように(というかいつも以上に)、
ノリノリでした。刻みがいつもより細かかったような気すらします。


そして今回は、Bassの浜崎州平さんも巻き込んで、
弦楽器隊で示し合わせて「てけてけ」やってました。
わほい!
思わずにんまりしてしまいました。


のっけからアンコールまで、
今回もたっぷり楽しませていただきました。
わほい♪









2005/ 8/21
SKY PROJECT Vol.1〜この空を飛べたなら〜 @ 三ノ宮CASH BOX

『CASH BOX ありがとう!!
SKY PROJECT Vol.1 弾き語りライブ〜この空を飛べたなら〜


このライブに、アルケミストのサポートと、Luz fonte ゲストで出演されました。


<Set List> ※サポートしたもののみ抜粋
● Luz fonte
 ◆ 星になれたら (Mr. Children)

● アルケミスト
 ◆ 一日の終わりに
 ◆ さすらい (奥田民生)
 ◆ 最後の歌 (with Luz fonte)
 ◆ 雨宿り (さだまさし)
 ◆ one more time one more chance (山崎まさよし)

<en>(全員で)
 ◆ 夏の終わりのハーモニー(玉置浩二&井上陽水)


ギター位置がステージの奥のほうで、少し見えづらく残念でしたが、
普段はなかなか聴けないJ-POPの演奏が聴けて、新鮮でした。

とくに、初共演・Luz fonte との「星になれたら」。
ミスチルなのに、
歌はすっかりおかけん色だし、
ギターはすっかり弦太節です。
カバーなのに、まったく新しい曲を聴いているような。


「雨宿り」も、ギターから始まって、
ギターがほんわか耳に残りました。

ほわほわ。

曲数は決して多くはありませんでしたが、
ゆったりとすてきなひとときでした。









2005/ 8/24 八木のぶお @ 荻窪ルースター

 harm. 八木のぶお pf. 沢村繁 gt. ウエキ弦太

<1st Stage>
 ◆ BLUE IN GREEN
 ◆ Soft shees
 ◆ Flip Flop & Fly
 ◆ Wild and Peaceful
 ◆ Chuva

<2nd Stage>
 ◆ All Of Me
 ◆ Ain't Funky Now?
 ◆ I'm the one who understand
 ◆ There's A Place
 ◆ And Here We Are
 ◆ Jumpin' Blues

<ec>
 ◆ 明日がみえるまで


この日はもう、完全に八木ワールドでした。
ブルース満載で、ボーカルしたり。
1stなんて、最初の2曲だけで25分!
ハーモニカなりっぱなしです。

美容師さんが腰に下げている、シザーケースというのでしょうか、
はさみがいっぱい入るケースのようなハーモニカのケースに
ハーモニカが(わたしから見える限り)10本は入っていて、
それをこまめに取り替えながら演奏していました。
すごいなあ。

2ndでは若手のハーモニカプレイヤーの田中光栄さんが飛び入りして、
「若手はつけ上がらないように色々教えてやらないと」
「先輩はひきずりおろさないと」
とお互い言いながら、『究極のハーモニカワールド』を繰り広げていました。


『究極のハーモニカワールド』なのに、
アンコールはなぜか弦太さんの歌。
不思議でしたが、
1曲でも聴くことが出来てよかったです。





で。

忘れてならないのは、これです。コレ。


この日に初披露された、
新しいギター!

野外の時に持ち替えをしないですむよう
探していたとのことで、
満を持して導入された1本です。

厚みもあまりなくて、
小柄でかわいらしい。

midiギターというそうです。

いろいろなことがよくわからないので
ろくに解説できませんが、
ちょっこり調べたところによると、

「ギターの音をピックアップで拾い、
 その信号をMIDI情報に変換する」

楽器だそうです。
誰か解説してください。

ナイロン弦で、
アコースティックな音がしたかと思えば
エレキな音になったり、
聴いていてびっくり。
びっくりだけど、楽しい。


今後の活躍を、楽しみにしております。








2005/ 8/25 峠恵子 @ 四谷メビウス

 vo.峠恵子 gt. ウエキ弦太 key.&tb. 池田雅明

<1st Stage>
 ◆ Wave
 ◆ yesterday once more
 ◆ Super star
 ◆ ALL OF ME
 ◆ When I see your eyes
 ◆ TOP OF THE WORLD

<2nd Stage>
 ◆ Desafinado
 ◆ 素晴らしきこの世界
 ◆ 青春の輝き
 ◆ 梅干しの唄
 ◆ 静かなる花 (オリジナル)
 ◆ Jambalaya

<3rd Stage>
 ◆ イパネマの娘
 ◆ ボーイハント
 ◆ S'wonderful
 ◆ 明日が見えるまで
 ◆ 涙の表参道 (オリジナル)
 ◆ tristeza


街は台風。
台風です。
この日メビウスに集まったお客さんは10人ほど。
「誰もいないかと思ってた」
と、峠さん。
台風の中来てくれてありがとう、と、
オリジナルCDと森永のキャラメルをお客さんにプレゼントしていました。
あいかわらずきっぷのよい感じで、
演奏もトークも楽しいライブでした。


前回に続き海外旅行の話題が飛び交うステージ。
そんななかで、弦太さんは海外に行くといつもおなかをこわす、
という話になりました。
水や氷もとても気をつけているのに。

峠さんが
「ウエキさんはおなかがセンシティヴだから」
というと
「ぼくはすべてがセンシティヴですから」
と弦太さん。
さすが。


今日も、昨日から登場したあのギターでした。
お客さんからギターについての質問が出ると、
「買ったばかりなんです。いいでしょ。」
と自慢気。
いろいろな質問にも、ていねいに答えてらっしゃいました。

あたらしいひと、薄くて比較的弾きやすいそうです。
見た目にもかわいらしく。
これからきっと大活躍してくれることでしょう。









2005/8/26 大塚雄一 @ 大塚GRECO

 acc.大塚雄一 gt. ウエキ弦太

<1st Stage>
 ◆ La Javanais
 ◆ リラの門の切符切り
 ◆ 詩人の魂
 ◆ 三文ピアノの唄
 ◆ 二匹のクジラ
 ◆ コーヒールンバ

<2nd Stage>
 ◆ 離れていても君と一緒
 ◆ Que Sera Sera
 ◆ Domino
 ◆ Flambee Montalbanaise
 ◆ AMAPOLA)
 ◆ A LONG TIME AGO
 ◆ My Way
 ◆ パリの屋根の下
 ◆ パリの空の下

<3rd Stage>(en)
 ◆ JE TE VEUX
 ◆ ジェット機のサンバ
 ◆ イパネマの娘


今日は大塚さんワールド。
アコーディオンを弾きながら、
右足につけた鈴を踏み鳴らし、
歌を歌う。
大塚ワールドでした。

1stと2ndは完全大塚ワールドでしたが、
お客さんとお店のママさんのリクエストで急遽決まった
3rd(アンコール)で、弦太ソロがありました。

新しいギターで聴くジェット機、楽しかった!
ジェット機にイパネマ。
年輩の方々もとても楽しそうに聴いてらっしゃいました。









2005/8/31
CLAVE Y GALAPAGO @ 恵比寿エル・リンコン・デ・サム
 
CLABE Y GALAPAGO
癒し系バンドだそうです。
知らなかった。。。
 
perc.& vo. 太田みち子 b. & tres. 渋谷和利 gt. & tres. & vo. ウエキ弦太
 
<1st stage>
 ◆ Yolanda
 ◆ Delirio
 ◆ Mango Mangue
 ◆ Quizas Quizas Quizas
 ◆ Son De La Loma
 ◆ Obradi Obrada
 
<2nd stage>
 ◆ イパネマの娘の娘
 ◆ 愛を語ろう
 ◆ Son al Son
 ◆ Chan Chan
 ◆ Lagrimas Negros
 ◆ Cashita
 
<ec>
 ◆ Quemanera De Quererte

太田みち子さんのお客様がたくさんいらっしゃって、
熱烈なラブコールが飛び交う中、ライブは始まりました。
 
1曲目の
「Yolanda」
最初の部分だけでしたが、ツイントレスでした。
前回に聴けなかったツイントレス!!
さっそくうきうきです。
 
毎回しつこいですが、
この、トレスの陽気な音色がとても好きです。
きゃんきゃんかわいらしい。
この「きゃんきゃん」については、
まだまだ音探しの最中だそうです。
 
 
今回このバンドでは初めてのお店だったのですが、
太田みち子さんの生徒のみなさんや
お店の方が激しく陽気で(いや、そういうお国柄なのですよね)、
今まで以上の盛り上がりをみせました。
 
いつも、たのしみながらも頭がこんがらがってしまうのが、
手拍子。
こんがらがって手拍子に夢中になったりすると
そちらに必死になって演奏を聴くのを忘れてしまったり。
むずかしくてなかなかついていかないのですが、
この日の陽気な方々の手拍子ったら。
 
もう、思い思い。
みーんな違うの。
はっちゃめっちゃ。
「楽しければそれでいいんだ!」
と思いました。よし!
 
 
2ndはGENTAコーナーから。
1stと2ndのあいだで客席はそれぞれのおしゃべりにかなり花が咲いたようで、
演奏に引き戻すのがちょっと大変でした。
「おしゃべりにまけるもんか!」
という声が聞こえそうな
「イパネマの娘の娘」(笑)


その甲斐あって、次の「愛を語ろう」では
お客さんはステージに戻ってきました。
一方今度はステージで、会話に花が咲きます。
 
渋谷さんが先日「MUSIC STATION」にデラルスで出演した、という話から、
弦太さんのテレビの話へ。
弦太さんと太田みち子さんのおしゃべりが続きます。
弦太さんの名前の由来や、
弦太小話など続々。


「1st演奏 2ndトーク 3rd演奏、みたいなライブが夢」


そうだったんですか!
ぜひ(笑)。


このタイミングではなかったですが、
渋谷さんがもうちょっとトレスがうまくなったら、
客席をラウンドしたりするのも楽しそう、なんていう話が出たり。
「チップもらえそうでしょ?」とみち子さん。
確かに(笑)。



 おしゃべりに花が咲く一方で、
「Chan Chan」では熱いギターソロを聴かせて下さいました。
「『Chan Chan』は淡々とした曲だけど、今日は弦太さんが熱く演奏してくれた」
とみち子さん。
「淡々とした曲なの?知らなかった・・・」
いいんです。
楽しかったから。
 
 
そして。
 
今日もお店はダンスフロアでした。
最後の2曲がもう。
見知らぬおぢさまと踊ったのは何度目でしょう。
うひー。
 
どっちもリズム感がなくて大変でしたが、
いいんですきっと。雰囲気です、雰囲気。
 
 
ライブの後、
お店のマスターと従業員の方が各テーブルをまわり、
陽気にギターを弾きながら
めっちゃいい声で歌ってくれたのですが、
もう、圧倒。
そして笑いが止まらない。
 
うひゃひゃひゃひゃーー!
 
 
 
そんなこんなで、
久々に爆笑ライブでした。
笑いすぎ。
ああおかしかった。
楽しいことはもっとあったと思うのですが、
いろんなことが衝撃的すぎて正直記憶があいまです。
ちきしょう。
 
しかしながら
はからずもげんぴょんに会えたりもして、大変楽しいひとときでした。
 
 
このバンドが「癒し系」だと言い張るなら、
ヒーリングとか治癒、っていうのではなく、
パワーで吹き飛ばしてどっかやっちゃう、って感じですね、きっと。
いろんなものが、吹き飛んでいきました。